APT
Advanced Passenger Train

国鉄の高速試験車

ガスタービン動車
形式なし
Unclassified
APT-E
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振子の故障で3連で試験を行っていた事もあった。
 1964年の日本の東海道新幹線の開業は世界の鉄道業界に大きな衝撃を与え、特にヨーロッパでは高速列車開発が盛んにおこなわれた。
 イギリスも例外ではなかった。1970年代頃からAPT計画が始まり、試験車輌(このAPT-E)(APT-Experimental)が1971年に誕生する。ガスタービン式の気動車で最高速度250km/h。在来線での高速走行のため振子+小型車体を採用。 連接車体で台車の上にドアがある、非常にユニークな車体ではあったが、ガスタービンエンジンの使い勝手の悪さ等が原因で1976年に廃車され、後のAPT計画は電気方式に変わった。
 しかし幸いにも車輌は保存整備され、現在イングランド北東部 Durham(ダラム)郊外Shildonに静態保存されている。
反転車は同画像、4両で1枚の画像、ドア開放画像無し


EMU(電車)
クラス370
Class 370
APT-P
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 APT計画第2弾、APT-P(APT-Prototype)。1978年に登場、今度は電気方式となり、APT-E同様振子装置を持ち、性能最高速度は250km/h。この車輌は中間に機関車(動力車)を連結するこれまたユニークな編成である。 6連〜14連で使用され、西海岸本線で試験を行った。やはり使いづらい車輌で、短期間の間営業運転に就くも各種問題が結局解決せずすぐに撤退、1986年には廃車になってしまった。これを機に1970年以来のAPT計画は終止符を打った。
 現在数両のみがイングランド西部Crewe(クルー)の鉄道工場敷地内?に保存されている。


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